世界から逃げ出したい時には

生きていきたい。

 

でも、世界がしんどくて、いろいろな戦線から離脱したくなることがある。

例えば、仕事でミスをした時。恋愛で一歩踏み出せない時。日本の政治に絶望した時。

未来に希望が持てなくなった時。

 

戦線離脱は、社会的な孤立を招く。

社会的な孤立は、金銭的にも精神的にも豊かに生きることから遠ざかる。

そんなことになったら、「生きていく」ことからも離脱してしまいたくなってしまうんじゃないか。

苦痛ではなく、幸せだけを感じていたいだけなのに。

世界を変えて行こうなんていう気概と変えられるなんていう希望はいつの間にかなくなってしまったし。

 

将来が怖くて怖くて、どうにもならない時がある。

どうにもならなくて怖いけれど、信じてみることにする。

変えられる未来もあるのだということを。

失敗するか成功するかはわからない。

でも、きっとどうにでもなる。どうにでもなるのだ。死にそうになったって助けてくれる人はいるはずだ。

 

人間は落ち着くところに落ち着くらしい。だから、幸せを求めて、苦しさにも耐えながら、小さなことに癒されながら。

少しずつ進んで行こう。

 

世界から逃げ出したい時には、途方もない未来のことではなく、「今」を幸せにしていくことから初めて行こうか。

紅茶を入れるとか、寄り添ってくれる音楽を聞いてもいい。

たとえ気休めにしかならなくても、幸せな今があることで、幸せがある今を積み重ねていくことで、見える世界が変わっていくと信じて。